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2011年06月 アーカイブ

世界の農業政策 2

農産物貿易にせよ、ガット・ルールにせよ、基本的には現状を肯定したうえで、そのごく表層部分だけを手直しするというものです。


その点では先のアメリカのラジカルな改革案とは完全に対照的です。


これについてアメリカが「米国とECの立場にはもともと隔たりがあるので、驚くべきことではない」としてきわめて冷淡な態度をとっていたのも当然です。


日本案の特徴は、EC案に比べても一段と強烈に農業の特殊性とくに輸入国の特殊性を押し出してきている点にあります。


・・・つまり、それは「支持及び保護の約束に関する交渉はルール交渉の進展と一体として進める」として交渉の大枠を認めたうえで、「各国は貿易政策以外の要因が自国の農業政策の運営に当たり考慮されていると認識しています。


農産物の輸入依存度が高い国においては、非貿易的関心事項、就中、食料安全保障の要請は強い」とその基本姿勢を鮮明にしています。


こうした「非貿易的関心事項」、「食料安全保障」という表現は、日本の強硬な主張により先の中間「合意」にも盛り込まれたものですが、第二次提案の特徴はこれを具体的な制度として組み立て、これに応じたガット・ルールの改正を提起している点にあります。

壁の上塗

仏堂でも南軒の木間だけにしか白土塗が行なわれていないので、他の堂宇で、壁も含めて上塗の行なわれないところのあったのもまた当然でしょう。


なお下・中塗用の土が役夫によって採取ないし運搬されているのに、白土についてはわざわざ土工が採掘地まで派遣されているのは・・・


やはりこの材料の扱いに関しては専門的知識が要求されたためと考えられます。


・・・以上、下地の作成から中塗までの工程を見ましたが、しかしこれだけでは、壁の上塗に当った職種が不明です。


僧房はもちろん、経蔵もあるいは上塗を施さなかったかもしれないのですが・・・


仏堂は、たとえ一部でも木間に白土塗が行なわれているのですから、そこの壁が全く中塗仕舞で停められたとは考え難いでしょう。


これはまだ外壁リフォーム技術などがなかった頃の話なのです。


既に土工が白土の調達に携わり、木間を塗っているのですから、壁の上垂施工も当然可能であったにもかかわらず、その記録は全く現われません。

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