人生には厄災の方が多い
奇妙なことに凶事の前兆は、吉事の前兆よりも3倍も多いように思えるものです。
塩をこぼしたり、パンを黒こげにしたり、ふくろうが金切り声でなくのを聞いたり、蜘蛛を殺したり、蛇をまたぎ越したり、櫛を落としたり、鏡をこわしたり、ヒビのある箇所を踏んだり、朝ごはんの前に笑ったり・・・
これらのことはすべて凶事・災害・不運のやってくる前兆と考えられ、今もなお、そう信じる人が大変たくさんいるのです。
なぜこういう風に凶事の前兆が、吉事の前兆より圧倒的に数が多いのでしょうか?
自然の女神は厭世主義者だったのでしょうか。
この問いに対して真実の答えを得るためには、自然に対してよりも、むしろ人間に対してより多くより深く考察を加える必要があります。